サン・ファン・バウティスタは、仙台藩主伊達政宗公によって建造され、慶長18年(1613)支倉常長ら一行180余名を乗せて、月浦(宮城県石巻市)から出帆した船です。約3ヶ月の航海でノビスパニア(メキシコ)のアカプルコに到着しました。その後、支倉らがヨーロッパに行っている間に一度日本に戻り、再び、アカプルコで支倉らを迎え、フィリピンに戻り、そこでオランダ艦隊との戦いに備えるスペイン艦隊を補強する船として買い上げられました。(支倉らは便船で帰国。)
当時の計算方法で約500トンのガレオンと呼ばれた船を復元したのが、サン・ファン館のメイン展示であるサン・ファン・バウティスタ復元船です。
この復元船の全長は55.35m、高さは48.8mで、最も長いマストは32.43mになります。
復元船サン・ファン・バウティスタは平成4年(1992)4月に起工式を行い翌年5月の進水式を経て10月に完成しました。
「サン・ファン・バウティスタ(洗礼者聖ヨハネ:イエス・キリストに洗礼を施した人物)」という船名の由来は、船の建造に携わったスペイン人ビスカイノ一行と、伊達政宗との出会いの日が洗礼者聖ヨハネの祭日に当たっていたことから命名されたものと考えられています。 |